嫌な思い出を忘れようとするのは間違い!?トラウマは「積極的に思い出す」ことで対処できるぞ!
どうも、よへいです。
誰しも1度や2度は「こんなの最悪だ、思い出したくない...」というトラウマを経験した事があるはずです。
思い出して傷つくのが怖いため、多くの方はトラウマを忘れようとしますが、これはむしろ逆効果。
現代の科学によると、
- イヤな記憶は徹底的に思い出せ!
というのがトラウマの正しい対処法です。
嫌な記憶を忘れようとするとメンタルが悪化する
「トラウマ」を忘れようとするのは逆効果!?
イヤな記憶は出来るだけ早く忘れたい!と思うのが普通だと思います。
ですが、冒頭でもお伝えした通り、イヤな記憶を「忘れよう」とするのは逆効果です。
ある研究によると、
- トラウマを忘れようとすると「イヤな記憶」はどんどん強まり、メンタルを悪化させる危険があるよ!
という事がわかっています。
ダイエット中に「食べるな!」と言われると、ついつい食べたくなりますが、トラウマに関してもこれと同じですね。
つまり、嫌な記憶を忘れよう!と思うと余計に考えてしまうのです。
【恐怖】うつを引き起こす「反すう思考」の罠
多くの研究によると、
- イヤな記憶を「何度も何度も」思い出してしまう思考はメンタルを悪化させる!
という事が分かっています。
このような思考を「反すう思考」と呼びます。
反すう思考では、イヤな記憶の中でも”特にイヤな部分”が思い出されます。
例えば、アルバイトで失敗して怒られたとしたら、
- 「毎回失敗するし、オレは何をやってもダメだなぁ...」
- 「そういえば、前も同じミスをしたなぁ...」
と考えてしまうのが”反すう思考”になります。
本当は「失敗して怒られた経験」は数回しか無いのに、思い出すのは「失敗して怒られている場面」のみなんですね。
このように、特にイヤな場面だけをピックアップして思い出して病んでしまうのが、反すう思考の罠です。
【トラウマ脱出】「反すう思考」から抜け出すための3つの方法
反すう思考では「特にイヤな場面」のみがピックアップされて思い出されます。
これを防ぐために有効なのが、イヤな記憶を細かく思い出すことです。
ある研究によると、
- 自分から積極的にトラウマを思い出せば、嫌な記憶を思い出しにくくなるよ!
という事が分かっています。
そして、より効果を高めるためのコツは3つあります。
- 記憶が鮮明なうちに思い出す
- 細かいところまで思い出す
- 「イヤな記憶」以外にも注目する
記憶が鮮明なうちに思い出すと「嫌な記憶」を思い出しにくくなる
だいぶ時間が経ってから思い出すと「イヤな記憶」以外を思い出すことが難しくなります。
というのも、イヤな記憶の方が印象に残りやすいんですね。
トラウマがあった場合には”なるべく早く”思い出すことで、ポジティブな出来事にも目を向ける事ができます。
【記憶の改ざんを防げ!】細かいところまで思い出す
反すう思考では、勝手に「記憶を悪く変えて思い出す」ことがあります。
これを防ぐためには
- トラウマになりそうな出来事を詳細に思い出す!
という方法が有効になります。
詳細まで思い出すことで、ネガティブだけに注目してしまう「記憶の改ざん」を防ぐことができます。
【脱フュージョン】「イヤな記憶」以外にも注目する
反すう思考から抜けるには「イヤな記憶」以外の多様な点に注目しましょう。
例えば、
- 悪くないところ
- 時間帯などの環境的要因
- 自分の対応のまずかった点
などなど。
別の視点を持つことで、自分の感情を客観視することができます。
そうすれば、ネガティヴな感情を切り離すことができます。
より本格的な方法に「脱フュージョン」がありますので、合わせて参照すると非常に効果的です。
参考になれば嬉しいです!以上、よへいでした。