【分散学習】勉強の順番を交互にするだけで成績がアップする!効率の良い勉強法「インターリービング学習」
どうも、よへいです。
最近の研究によると、同じ時間勉強するなら1つのことを長時間勉強するよりも、
- 複数のことを細かく学んだ方が学習効果が高い!
ということがわかっています。
今日は、この学習法を取り入れた「インターリービング学習」という画期的な方法で、学習効率をグンと上げる方法をご紹介します。
- 1つのことを長時間勉強するのは効率が悪い
- 効率の良い勉強法「分散学習」とは?【インターリービング学習】
- 複数の勉強を交互に勉強すると成績が上がる!
- 【効率アップ】インターリービング学習の3つのポイント!
- 【あとがき】「より効果的な学習法」を知りたい方におすすめの記事
1つのことを長時間勉強するのは効率が悪い
普通は「今日はベクトルをして...」といったように、1つのことを長時間勉強する「ブロック学習」が主流です。
しかし冒頭でも触れた通り、このブロック学習は効率の悪い勉強法だということが分かってきました。
一方で、近年の研究で効率の良いとされている勉強法は「分散学習(インターリービング学習)」です。
ぶんさん?いんたーりーびんぐ?
効率の良い勉強法「分散学習」とは?【インターリービング学習】
「分散学習」と聞いてもピンとくる方は少ないと思います。
簡単に説明すると、
- 「分散学習」は脳に少しづつ情報を入れる勉強法!
のことであります。
分散学習には2つの方法があります。
- 「インターバル復習」(下記事で紹介しています。)
- 「インターリービング学習」
今日紹介するのは「インターリービング学習」で、スポーツや音楽の世界でも取り入れられるほど、効果に定評のある学習法です。
インターリービング学習の方法
インターリービング学習の内容としましては、
- 1回の学習時間のなかで、複数のスキルを交互に勉強する!
といったかなりシンプルな方法をとります。
例えば、「野球」であれば
- 「カーブ」→「スライダー」→「フォーク」→...
「ギター」であれば
- 「基礎練習」→「ロック」→「ジャズ」→...
といったように、複数のジャンルを交互に変えながら行うだけで定着率がグンと上がるとされています。
やることを細かく交換していけばいいんだね。ひまわりの種を食べて、野菜を食べて...あ、ご飯食べてるだけじゃん。
複数の勉強を交互に勉強すると成績が上がる!
2015年の南フロリダ大学が行なった実験をご紹介します。
研究チームは、学生に以下の2パターンの学習法をしてもらい、そのあとテストの成績を調べました。
- 1つの方程式を集中して勉強し、マスターしたら次の方程式の使い方を学ぶ。(ブロック学習)
- 1回の授業で複数の方程式を交互に勉強する。(インターリービング学習)
結果は、
- 1回の授業で複数の方程式を勉強したグループの方が25%も成績が良く、1ヶ月後の追試では2倍も点数が高かった!
つまり、
- インターリービング学習をした方が、理解度がアップして記憶に残りやすくなる!
ということが言えます。
1ヶ月後に2倍も成績がよかったって凄すぎ!長期記憶になってる。
【効率アップ】インターリービング学習の3つのポイント!
インターリービング学習を効率よく行うためには、以下の3つのポイントに注意する必要があります。
ポイント1:ジャンルは3つまで
いきなり大量のインターリービングを行うと「脳の処理が追いつかなくなる」可能性があるため、やることを3つに絞ってそれを1セットとしましょう。
ポイント2:ジャンルごとの勉強時間は均等にする
例)「二次関数」20分→「ベクトル」20分→「三角関数」20分
ポイント3:1セット終了したら必ず休憩を入れる
休憩を挟むことで学んだ内容を頭に定着することができます。時間の取り方は人それぞれですが「90分勉強→20分休憩」というウルトラディアンリズムがオススメです。
インターリービング学習は効果が高いぶん、脳への刺激も大きくなるため、やることを絞り、休憩をしっかりとる必要があります。
また、インターリービング学習は「短時間でもOK」というメリットがありますが、その場合でも「時間配分は同じ」にするのがポイントです。
休憩しっかりとる。時間配分は同じにする。この2つは絶対に守ろうね!
【あとがき】「より効果的な学習法」を知りたい方におすすめの記事
これだけでも十分効果がありますが、インターリービング学習と合わせてオススメなものをご紹介します。
- 分散学習とならぶ最強の勉強法「クイズ化」
- 勉強する前の準備で効率を上げる
これらを混ぜて勉強すれば効率がグンと上がること間違いなしです!
以上、よへいでした。