【脳を鍛える方法】「右脳=創造性、左脳=論理的」はじつは間違い!脳全体を活性するための方法とは?
どうも、よへいです。
皆さんは「右脳は芸術派だ!」「左脳は論理的だ!」という説明を聞いたことがありませんか?
じつは、この説明は「間違っている」かもしれません。
- 「右脳だけ」を鍛える右脳トレーニングは意味がない!?
- 右脳と左脳の説明は古い!実は科学的根拠が少ない
- 「イメージ=右脳」はウソ!?じつは脳全体を使っていた!
- 右脳トレーニングは「脳全体」の活性化法
- 【あとがき】脳の機能を高めたい方へ
「頭がいい人」になるための習慣 成功する人は自分だけのリンクを見つけている
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「右脳だけ」を鍛える右脳トレーニングは意味がない!?
右脳と左脳には、
- 「右脳」:創造性、イメージ
- 「左脳」:論理的思考
といった機能的な違いがあると理解している方も多いのではないでしょうか。
ですが筆者いわく
- 「右脳=イメージ、左脳=論理」には根拠がない!
というのが現代の考え方なのだそうです。
もっと言うと、
- 「右脳トレーニング」で右脳だけを鍛えようとしても意味がない!
とされているようです。
ネットの診断で「あなたは右脳派!」みたいなやつっていったい...
右脳と左脳の説明は古い!実は科学的根拠が少ない
右脳と左脳の説明は、生理学者のロジャー・スペリーの「分離脳」の観測からきているそうです。
簡単に説明すると、
- 1960年代にロジャーさんは、脳の左右をつなぐ部分を切断する「分離脳」という手術をした。
- 患者を研究し「右脳と左脳に機能の差がある!」ということを発見した。(1981年ノーベル医学賞)
ということが発端になっているんだとか。
つまり「右脳=イメージ、左脳=論理」という説明は、20年以上前の古いデータがもとになっているということが分かっています。
確かにすごい発見だけど、技術の進歩でもっと詳しいことが分かってきたんだって!
「イメージ=右脳」はウソ!?じつは脳全体を使っていた!
いまの時代は「fMRI」などで脳の機能自体を簡単に調べられる!とのことで、実際に「右脳=イメージ」を調べた研究があります。
すると、
- イメージを思い浮かべたときは、左脳と右脳の「両方の後部」が発達していた!
という結果になりました。
脳の左右をべつべつに使っていたわけじゃなくて右脳と左脳の「両方」を使っているんだよ。ということですね。
筆者いわく
20年以上前の報告から信奉されてきた「右脳=イメージ」という発想は、あまりにも大雑把というか、根拠のない説だったのです。
(「頭がいい人」になるための習慣 より一部引用)
とのことであります。
脳は思っている以上に複雑なんだね。でも左脳派・右脳派とかって分かりやすいから、なんだかんだで使っちゃうかも。
右脳トレーニングは「脳全体」の活性化法
同様の研究を進めるにつれて、
- 「右脳」だけを鍛えることができない!
ということがわかりました。
実は同様の研究で「右脳=創造性」も調べたところ、脳の「前頭前野」を中心に脳全体が活性化するということがわかりました。
「イメージ」が脳の後部とつながっていたことも合わせると、結局のところ右脳トレーニングは脳全体を鍛える方法になるよね。ということが分かっています。
つまり、筆者いわく
したがって、従来の右脳トレーニングというのは、あくまでも脳全体の活性化法ということで捉えなおさないといけません。
(「頭がいい人」になるための習慣 より一部引用)
とのこと。
要するに、右脳・左脳関係なく「脳にいい活動」をすれば脳全体が活性化する!という結論になりました。
特に「音読」や「単純計算」で脳全体が発達するんだってさ!
【あとがき】脳の機能を高めたい方へ
脳にいいトレーニングで音読や計算をあげましたが、より効果を高めたい方におすすめの記事を紹介します。
- 空間認知能で「脳力」を鍛える
- 食事で脳のダメージを防ぐ
参考になれば嬉しいです!
以上、よへいでした。