迷ったら「トーナメント式」で選ぶと後悔が少ない。選択肢は減らすのがベスト!
どうも、よへいです。
皆さんは、お店で何を注文するか、休日は何をしようか、といったことをすぐに決めることができますか。
そんな時の対策には【トーナメント形式】を使うことで、後悔の少ない選択をすることができます!
☆参考文献
「選べない」のは選択肢は多すぎるのが原因<ジャムの法則>
「選択肢は多いほうがいい!」皆さんはこう思っていませんか?
ですが人間は選択肢が多くなればなるほど、選択が出来なくなることが分かっています。
コロンビア大学では、スーパーの試食コーナーで、以下の2つのグループに分けて実験を行いました。
- 24種類のジャムを並べたグループ
- 6種類のジャムを並べたグループ
より多くの売り上げを記録したのはどちらだと思いますか?
実際、品揃えの良い24種類のグループの方が多くのお客さんを引きつけたそうです。
しかし、売り上げは6種類のグループの方が大きかったのです
つまり、人間は選択肢が多いと最終決定ができなくなります。
ビジネスの世界では、この効果を「ジャムの法則」と呼びます。
同じものを選んでしまう<現状維持の法則>
選択肢が多くなると選べなくなるのは説明した通りです。
さらに面白いことに、人間は多くの選択肢を見ると、現状維持を選びたくなることが分かっています。
例えば、コンビニに行くと毎週のように新製品が並んでいます。
「気になるけど、まずかったら嫌だな...」
「うわー選べないから、いつものでいいや!」
このように、多くの選択に迫られると、脳の負担を減らすためいつもの選択をしやすいことが分かっています。
これが人間関係や受験校、仕事選びなどの【大きな選択】の場合には、大きな後悔をすることに繋がってしまいます。
「トーナメント形式」で選ぶと後悔しない
それでは、後悔のしない選択をするにはどうすればいいのでしょうか。
2015年にジョージア大学が行なった実験によると、トーナメント形式が有効のようです。
ジョージア大学の実験チームは「クルマ」・「家」・「スマホ」をそれぞれ16種類ずつ用意。そして被験者を以下の3グループに分けて、選んでもらいました。
- 16種類から一気に好きなものを選ぶグループ
- 16種類からランダムに4種類ずつ選ぶ。その中から1つずつ選択。その後も同じことを繰り返して、1つに決めるグループ
- 16種類をランダムに4グループに分ける。その中でトーナメントを行い、最終的に1つに絞り込むグループ
研究結果によると、
結果は「クルマ」・「家」・「スマホ」のいずれに関しても、
「トーナメント形式」を使ったグループが満足度が一番高かった。
とのこと。
何かを選ぶときは、トーナメントで選ぶのが一番後悔の少ない方法になりそうです。
「トーナメント形式」で後悔が少ない理由
社会心理学者のバリー・シュワルツ博士いわく
最高の選択枝を探すよりも、十分な選択肢を探すことが満足のいく選択につながる。
十分な選択とは「これで満足」と感じられる選択のことです。
どうやらトーナメント形式を使えば、
- 選択の負担を減らして、比較することができる
- 完璧な選択を求めなくなる
ということらしい。
「どれが1番か」よりも「どっちがいいか」がポイントみたいですね。
あとがき
優柔不断って本当に疲れるんですよね(´;ω;`)
でもこれは、「最高の選択」を探していたのが原因。
選択肢を狭めて、どっちがいいか比較する。こうすれば、満足のいく選択ができるはずです!
以上、よへいでした。