【プロが実践!】普通の練習を、最速で上達する「究極の鍛錬」に変える5つのポイント
どうも、よへいです。
僕たちが普段行なっている「練習」とプロが行なっている「練習」は何が違うのでしょうか。
実はプロがやっている練習は「究極の鍛錬」と呼ばれるもので、ある5つの特徴を抑えることで実践が可能です。
「いつもの鍛錬」と「究極の鍛錬」
「いつもの鍛錬」は自己満足で終わる
スポーツや楽器の演奏などで上達するためには「練習」が欠かせませんよねー。
例えば「ゴルフが上手くなりたい!」と思った時には、クラブを選んで、フォームを確認して...という動作を繰り返し行い、満足して家に帰る。というのが定番の流れかと思います。
ですが、ここで筆者によると、
- その練習って、上達しない「ただの自己満足」になってるんじゃない?
とのこと。
もっと言うなら、
- 本当に上達したいなら研究者の考える「究極の鍛錬」をすべきだよ!
と筆者は申しております。
めちゃくちゃ練習したのに、部活で勝てなかった原因はこれか...
能力を向上させる「究極の鍛錬」
いかにも中二病くさい「究極の鍛錬」ですが、何が「普通の鍛錬」と違うのでしょうか。
そのポイントは、
- 究極の鍛錬は、現状の「能力の限界」を突破するように設計されている!
ということです。
筆者いわく、
当たり前かもしれないが、自分では鍛錬と考えていても能力の限界に挑戦するようには行なっていない。 (中略)一方、究極の鍛錬では、業績を上げるのに改善が必要な要素を、鋭く限定し、認識することが求められ、意識しながらそうした要素を鍛え上げていく。
とのこと。
特定の技術を磨き上げたプロが「究極の鍛錬」をしているのは言うまでもありません。プロとアマチュアの違いは「鍛錬の質」にあるんだ!ということですね。
どうせやるなら「究極の鍛錬」をしたいよね
「究極の鍛錬」には5つの特徴がある!
筆者によると「究極の鍛錬」には5つの特徴があります。具体的には、
- 能力向上のために特別に考案されている
- 繰り返すことができる
- 結果のフィードバックを受けることができる
- 精神的にきつい
- 面白くない
以上の5つになります。
1つずつ確認していきましょう!
特徴1:能力向上のために特別に考案されている
まず最初のポイントは、
- ほとんど全ての分野は、何十年にもわたる研究によって「何をすれば上達できるか」が分かっている!
ということです。
本屋に行けば沢山の参考書があります。そして、それぞれの専門分野でコーチと呼ばれる人たちはこうした知識を持っているはずです。
ここで筆者によると、大切なポイントは2つあって、
- 上手くなりたいなら、教師やコーチの手を借りて「効果の上がる鍛錬」を教えてもらう!
- 特定の課題を自分で見つけられるようになろう!
ということです。
当たり前ですが、初学者の多くは「何をすればいいか」という知識を持ち合わせていません。そこでコーチを使って上達の近道を教えてもらう必要があります。
同時に、最速で上達するためには、
- 苦手な課題をはっきりと絞り出して、上手くなるまで、その課題に集中して取り組もう!
ということが大切なのは言うまでもありません。
タイガー・ウッズはバンカーからの球出し練習をずっと繰り返したらしいよ。
もっというなら、
- 身につけようとしている技術や能力がもう少しで手の届くところにある「ラーニングゾーン」を強化しようね!
というのが、現在の研究で言われていることです。
特徴2:繰り返すことができる
本番と鍛錬の違いは「何回も繰り返せる」ということです。
しかし「究極の鍛錬」は 単に繰り返せばいいよーというものではなく、以下の2つのポイントを満たす必要があります。
- ラーニングゾーンで適度にきつい練習をすること
- バカバカしくなるまで繰り返すこと
要は「練習の難易度」と「回数」がめちゃくちゃ大切なんだよーということですね。
楽して上達はできないんだね...
特徴3:結果のフィードバックを受けることができる
次のポイントが、
- 練習した結果を反映させよう!
ということです。
ゴールドマン・サックスのCLOスティーブ・カー氏の言葉を借りると、
フィードバックのない練習は、目の前に膝までカーテンが垂れ下がった状態でボウリングをやるようなものだ。訓練は好きなだけやってもかまわないが、訓練の成果が分からなければ、決して上達せず、注意深く練習をしなくなってしまう。
とのこと。
つまり、上達したか分からないまま練習を続けても無駄!ということです。
結果が分かんなかったら、なんのために練習してるの?って感じだもんね。
特徴4:精神的にきつい
ここまで読んで下さった方はもう分かるかと思いますが「究極の鍛錬」では、集中して努力することが求められます。
それゆえ、
- 「究極の鍛錬」は精神的に辛い!
ということは避けられません。
筆者いわく、
十分ではないと思う成果の要因を継続的にかつ正確に、厳しい目で洗い出し、懸命に改善しようとすれば、精神的には大きな負担になる。
とのこと。
本書によると、どの分野でも「究極の鍛錬」の練習時間は1日に4~5時間が限度なんだそう。しかもトッププロの世界の話です。
「できないこと」を練習するのって精神が削られるよね...
特徴5:面白くない
「究極の鍛錬」では不得意なことにしつこく取り組む姿勢が求められます。
つまり、
- 究極の鍛錬は「本質的に楽しいものではない」
ということに注意しなくてはなりません。
しかし筆者は言います。
もし自己の能力向上でもっとも大切なことがおもしろくないことだと知り多少気がめいるようなら、次のように考えたらどうだろう。きっとそのほうがいい。もし達人になることが簡単で楽しいなら、誰もがこぞって鍛錬するようになり、最高の技をもつものとそれ以外の人と区別がつかなくなる。
要するに、
- 究極の鍛錬はキツいからみんな挫折する。だから、これを続けたら自分の価値は一気に高まる!
といったポジティブな説明を残してくれました。
努力した人が輝けるってなんか良いよね。
あとがき
「究極の鍛錬」は予想どおりキツいものでしたねー。
ですがこれを無くしては大きな上達はできません。
むしろ良いチャンスだと思ってやってみるしかないですね!
とはいえ、何を努力すれば良いか分からない場合は次の記事が参考になるかと思います。
以上、よへいでした!